1−8:外張り断熱を採用する場合の施工の納まりを提示 2:天井

1:天井断熱とした場合
ここでは、外壁は外張り断熱で天井断熱とした場合の納まりを示す。
特に注意すべきなのは、気密材兼ファイアーストップとして乾燥木材などを図のように用いることである。
また、躯体外側ボードの気密層を天井のポリエチレンシートに連続させる。
乾燥木材に気密パッキンを取付け、より気密化を図ることが出来る。
充填断熱と比べ、施工できる断熱層に限界があり外張り断熱の外壁と、天井断熱とを組み合わせることで、天井断熱ならではの垂木を比較的早く掛けられる点と、断熱層をある程度自由に厚くすることが出来るという利点がうまく組みになった比較的バランスのとれた工法であるといえる。
しかしながら、外壁と天井下地との間に必ず乾燥木材を施工し、気密層を連続させる必要があり、さらには間仕切り壁上部では先貼りシートを設けなければならず、施工の複雑さと手間がかかるという点については、現場施工での注意が必要とされる。

2:桁上断熱とした場合
右図は外壁の外張り断熱と、桁上断熱を組み合わせた場合の納まりを示す。
桁上断熱では、外壁ボードから気密パッキンなどを用いて桁へと気密を連続させる。
また、天井断熱と同様に、桁上断熱においても必ずファイアーストップを設けなければならず。
内装材を桁まで伸ばした場合と、乾燥木材を用いた場合などがある。
天井断熱と比べ、ボードによって気密をとることが出来るので、間仕切り壁上部の先貼りシートが不要となる等、施工性はやや良くなるといえる。
さらに、ボードの外側に防湿層としてポリエチレンシートを張ると、より安全な工法となる。
反面、勾配屋根では、断熱層が均一に取りにくいなどのべメリットもある。
そして、桁上ブローイングを行う際は、通気層をふさいでしまうことの無いよう、せき板などを設けるなど注意する。