1−8:外張り断熱を採用する場合の施工の納まりを提示 4:下屋

1:屋根断熱の場合

下地(垂木直行方向45×50)あり+下地なしの2層張り断熱
下屋の納まりについては、屋根の「下地(垂木直行方向45×50)あり+下地なしの二層張り断熱」とほぼ同様である。また、構造用合板の継ぎ目は気密テープにより気密を連続させる。但し、ボード気密工法の章でも述べたが、垂木受けを施工する前に、2階外壁のボードを張っておかなければならない点に注意しなければならない。
以上のように、上垂木を掛け終えるまでに時間がかかってしまうことが難点といえる。
また、ファイアーストップとして石膏ボードなどの内装材を桁までのばすこととする。

下地(垂木直行方向45×50)あり+上垂木(2”×4”)間断熱
この納まりも外張り断熱の屋根断熱と同様、上下垂木間に垂木直行方向に下地を施工し、下層の断熱材を下地間に充填としてはめ込んでいく場合である。
施工手順としては、上と同様である。断熱下地材はポリエチレンシートを張った後に施工し、下層断熱材施工という流れである。
ファイアーストップについても、上と同様に石膏ボードなどの内装材を桁までのばす。この納まりは下地の無い場合と比べ、積雪による荷重などに対してある程度効果があると思われる。

天井断熱の場合
下屋を天井断熱とする場合、気密部材兼ファイアーストップとして、乾燥木材などを図のように外壁と天井の取り合い部に施工する点について注意しなければならない。さらに、乾燥木材に気密パッキンを取付け、外壁からtん上のポリエチレンシートに、気密層を連続させる必要がある。また、図のように天井断熱とする場合、先張りシート(ポリエチレンシート)を施工しなければならないので、注意し、2階外壁の断熱材と天井の断熱材が連続するように施工しなければならない。2階外壁断熱材下端部には図のように断熱材下地を設ける。
施工はやや複雑で、現場施工での納め方などには注意が必要だが、下屋の屋根垂木を比較的早く掛けることが出来、天井ブローイングによる断熱層を厚くすることが出来るなどの利点があげられる。