吹き抜けのある住宅は寒いと思われがちですが


 
よく、吹き抜けの家は寒いと言われます。確かに冬場の暖房する時の温度差を考えれば無理もない話です。
 灯油のストーブを付けても足元はそんなに暖かくないのに、天井付近はかなり熱くなっていることを経験しています。
 多分、床付近で12~3℃、天井付近は25℃ぐらいにはなっていると思います。
 その差12℃は当たり前の話ですから、吹き抜けでは室が暖まらないばかりか、冷気溜まりに生活しているようなものです。
 ところが、高断熱住宅は違います。下記の温度グラフをご覧ください。

・ 測定の日時は2月16~18日、場所は京都府南丹市。
・ 暖房器具に関しては1.5Kのオイルヒーターのみです。

 1階の温度と2階の温度は1~2℃の範囲で推移しています。太陽の日射を受けて温度が上がってゆく時は2℃近くの温度差となりますが、急激なエネルギーを受けない限り、外気温が零下になっても、その温度差は変わることがありません。
 これは断熱サッシによる効果です。普通のサッシの場合は、対流によるエネルギーの撹拌より、冷気の流入量の方が勝り、対流では追いつかない状態になっているからです。
 高断熱住宅では家全体が同じ温度帯になるのが理想的ですので、逆に吹き抜け等で、できるだけ温度差の少ない家づくりが可能となります。